3次請けプログラマから元請けSEへ【転職体験談】

■3次請けプログラマ

私は、元客先常駐の3次請けプログラマでした。

『客先常駐』、『3次請け』、どちらもヤバい匂いがするキーワードですよね。

 

長時間労働、上司の罵声などなど、

今、あなたが想像しているどおりの現場でした。

『客先常駐』×『3次請け』は相乗効果バツグンでした。

 

■転職のきっかけとなった出来事

慢性的に転職したいなぁとは思っていたのですが、

大きなターニングポイントとなった出来事を紹介します。

 

残業するために「車を買え」と上司に言われた

終電がなくなるまで残業することもありました。

会社からタクシー代がでるわけでもなく、

終電を逃したときは、上司に車で家まで送ってもらっていました。

1回500円で!

 

もちろん残業代はでない(会社の圧で、残業を申請していなかった)ので、終電を逃す度に、500円ずつ給料が減っていく不思議な現象が。。

 

そんなとき、いつも送ってくれる上司に言われました。

「はやく車を買えよ。このままじゃ、あんまり残業できないじゃん。」

 

このときの年収が264万円。(手取りではありません。額面です。月給22万円。ボーナスなし。)

264万円の年収でどうやって車が購入できるでしょうか?


そもそも、残業するために車を買うっておかしくないですか?

 

終電を逃すまで残業しても、「あんまり残業ができていない」ことになるのですか?

 

この思考がおかしいって思えるうちに逃げなければ。

この現場にいると、いつか自分も自然にこういう思考になってしまう、と恐怖を覚えました。

 

50代の4次請けの方と一緒に仕事をした

恐ろしいことに、私の下には、更に4次請けのプログラマがいました。

その中の1人、50代のAさん(男性)です。

主に、私が書いたコードの単体テストを担当してもらっていました。

 

Aさんは、数々の現場を渡り歩いてきたベテランです。単価も高い人でした。

ですが、工数1人分のアウトプットが出せません。単体テストすら、満足にこなせないのです。機能の理解も浅いです。

 

客先常駐のベテラン、これは誉め言葉ではありません。

いろんな現場で中途半端にしか仕事ができなかったせいで、スキルが身についていないのです。

言い方はすごく悪いですが、まさに、その場限りの使い捨て要員。

 

私の未来が見えました。

私もこのままプログラムを書くだけの3次請けを続けていくと、10年後にはこうなっている、と思いました。

 

肺炎になったのに、這ってでも仕事に行こうとした

あるとき、肺炎になりました。

40度の熱が3日続き、本当にしんどかったです。

人間、熱が40度を超えると立つことすらできないんだと知りました。

 

でも私は、仕事にいかなきゃいけない!と思って、行こうとしたんです。

当時、同棲していた彼氏に阻止されましたが。。

 

そして、彼氏に言われました。

「今まで言わなかったけど、ブラック企業だと思うよ。」

「40度の熱があっても仕事に行かなきゃ、と思うのは異常だよ。」 

「そもそも、病気のときに有休を使うことに罪悪感があるのはおかしいよ。」

 

「思考が、ブラック社員になってるよ。」

 

そう、私、ブラック企業になじんでしまっていたのです。

ブラックな環境が当たり前すぎて、順応してしまっていました。

 

これはヤバい。

思考が末期になる前に逃げなければ、と思いました。

 

■有休が取得できず、転職活動ができない

もともと、有休がとれる環境ではありませんでした。

しかも、肺炎で6日ほど有休を使ってしまったので、風当たりが強くなって、転職活動のために有休を取ろうにも取れなくて。。

企業の選考に進むどころか、転職エージェントとの面談すら時間がなくてできませんでした。

 

なので、会社を辞めました!!

 

もちろん辞めるときも一悶着ありました。

(客先との契約上、あと半年は辞められないとか何とか、上司に言われました。)

 

ですが、結局、「やる気のない奴は、もういらない!」と言われ、辞めると上司に伝えてから、1ヶ月半で退職することができました。

 

■2ヶ月の無職期間

まだ1社も選考が進んでいない、ノープランな状態で、会社を辞めました。

新しい会社に入社するまでの2カ月間、無職でした。

 

無職であることが、こんなに心もとないものだとは思わなかったです。

このまま転職できなかったらどうしよう、、と本当に不安な日々でした。 

 

精神衛生上よくないので、できれば転職先を見つけてから、会社を辞めることをおすすめします。

 

■転職エージェント経由での転職活動

登録した転職サイト 

以下3つの転職サイトに登録しました。

リクルートエージェント

doda

・転職@Type 

 

書類選考で落ちまくる日々

私は大した学歴も経歴もないので、「数打ちゃ当たる」作戦でいくことにしました。

エージェントに勧められた企業に、全て応募しました。

その結果、8割くらいは書類選考で落ちました。

 

私の場合は、面接で落とされるよりは、書類選考で落とされる方がダメージが少なくて、書類選考の結果にはそんなにヘコみませんでした。

ただ、ヘコみやすい人は、もっと精査して応募した方がよいと思います。

また、学歴や経歴が秀でた人は、逆に書類選考に受かり過ぎて困る(面接の調整に困る)と思うので、精査して応募した方がよいと思います。

 

自社開発の企業を希望していましたが、組み込み系のプログラマという経歴しかないこともあり、どうしても客先常駐の企業しか面接にすすめませんでした。

 

2社から内定をもらい、転職活動終了

内定をもらった1社目

メリット

・一部上場の大手企業(従業員数4000人程度)

 →CMをしているような大手企業に所属できる

・想定年収は450万円

 →年収としては180万円のアップ

 

デメリット

・客先常駐の3次請けのプログラマとしての採用

 →仕事内容や労働時間に変化がない

 

内定をもらった2社目

メリット

・大手メーカーの元請け

 →憧れの上流工程にも携われる可能性あり

・想定年収は400万円

 →年収としては130万円のアップ

 

デメリット

・中小企業

・客先常駐

 

元請けSEへの転職を決める

結局、2社目の会社に決めました。

 

客先常駐という点には引っ掛かりましたが、元請けSEということで、前職よりはマシだろうと思い、内定を受諾しました。

 

■転職後

定時帰りがデフォルト

毎日、定時で帰宅できるようになりました。

残業する日もまれにありましたが、残業代がきっちりでました。

むしろ、「ちゃんと残業代をもらってください」と、残業を申告していないことを上司に叱られました。

 

人がおだやか

時間の余裕は心の余裕、ってことでしょうか。

まず、朝は雑談から始まるし、仕事を教えてくれるし。

ギスギスした感じがありませんでした。 

 

プログラミングができるとして重宝される

SE には、プログラミンが苦手な人が結構います。

そんな中、プログラミングができる私は、ちょっとした便利ツールなどの作成を依頼されることが多く、重宝してもらえました。

泥臭くプログラミングばかりしていた日々が、無駄ではなかったようです!

 

仕事内容が多岐にわたる

SEは何でも屋と言われますが、まさにその通りでした。

 

前職では、同じ機能についてのプログラミングばかりでしたが、2,3カ月で仕事内容がガラリと変わることもあり、大変ではありますが飽きずに働けるようになりました。

 

スタバで待ち合わせが金銭的に苦じゃない

1杯500円の飲み物って、年収264万円にはきついですよ。 

人並みの給与がもらえるようになったことで、スタバのフラペチーノにお金を出せるようになりました。

 

もっといい環境で働きたいと欲が出る

人間、プチ贅沢を覚えると、もっと贅沢がしたいと思うものです。

もっと年収をアップさせたい、もっとステータスが欲しい、と思うようになりました。

 

■まとめ

3次請けプログラマから元請けSEへ の転職体験談をお届けしました。

客先常駐から抜け出すことはできませんでしたが、3次請けから元請けになったことで、QOLが格段にあがりました。

同じく3次請けから脱出したいと思っている方の、励みになれたら幸いです。